当園では比較的新しい作物や品種を取り入れて、栽培に取り組んでいます。
ポポー
ポポーはバンレイシ科の果実で北米原産です。日本にも明治時代に入ってきましたが、以降普及しなかったようです。
おそらく当時の日本人には、ポポーの香りの強い独特な風味が合わなかったのではないでしょうか。
味は、柿やバナナにマンゴーを少し足したような味わいです。
食べ方は、果実が追熟して少し柔らかくなったころが食べごろになります。
生のまま食べるのが普通ですが、冷凍しても大変美味しいです。プリン、アイス風にして加工品としても売られることもあります。
ポポーの品種は、近年新しい品種が外国から入ってきており、大きく種の少ないものが販売されています。
ポポーは在来種の場合、種が多くて若干食べづらさを感じることもあり、最近の外来品種に期待したいところです。
品種にNC-1、ウェールズ、サンフラワー、マンゴー、オーバーリース、サスケハンナ、テイラーなどがあります。
ポポーの栽培は簡単で、無農薬で栽培できます。ただし生育が緩慢なところがあり、植えつけてから数年はゆっくり生長します。
また、移植を嫌うところがあります。
フェイジョア
フェイジョアはフトモモ科の常緑樹で、南米が原産です。
果実は甘さの中にも酸味があり、追熟させて食べます。
常緑なので、庭木としても見栄えの良い果樹です。
品種はアポロ、ユニーク、マンモスなどがあります。
育て方は簡単で、土の種類もそれほど選びません。農薬も特には必要としません。